「ノークレーム・ゼロ災害」を目指して

2019年3月に入社し、現在は福岡事業所で工場長を務めています。工場の運営や生産管理を担当し、日々の業務がスムーズに進むよう調整するのが主な仕事。生産計画の立案やスケジュール管理、人員の配置、作業手順の策定など、幅広い業務に携わっています。

工場を運営する上で、まず大事なのは「安全」です。どれだけ効率よく作業を進めても、事故が起きてしまっては意味がありません。だからこそ、安全第一を徹底し、現場の意識を高めることを大切にしています。

また、「納期を守ること」も同じくらい重要で、お客様に確実に製品を届けるためには、生産の流れをスムーズにし、無駄を減らして効率を上げることが不可欠です。安全と納期のバランスをどう取るかが、工場長としての腕の見せどころです。

そうした課題に向き合いながら、目指しているのは「ノークレーム・ゼロ災害」。この目標を掲げ、日々の業務改善を積み重ねることで、安全で高品質な製品づくりを続けていきたいと考えています。

設計の経験を活かしながら、現場のものづくりに挑戦

前職では半導体関連の装置を製造する会社で設計の仕事をしていました。設計だけでなく、製造現場で試作や調整に関わることも多かったので、ものづくり自体に興味を持つようになったんです。そのうち、「図面を描くだけでなく、もっと現場に近い仕事がしたい」という想いが強くなり、転職を決意しました。イーピーイの工場長というポジションは、設計の知識を活かしながら、現場の管理にも挑戦できる。まさに自分がやりたかったことに近いと感じ、入社を決めました。

入社前、緩衝材といえば、家電を買ったときに箱の中にはまっている発泡スチロールを想像していました。大量生産のラインで同じものをどんどん作っているのかと思っていたら、実際は素材を切ったり貼ったりしながら、一つひとつ手作業で仕上げていく仕事が多く、想像以上に手作業の多さに驚きました。それぞれの製品ごとに仕様が違い、細かい調整や工夫が必要になるんですよね。

工場で働くパートの皆さんも、ものづくりが好きな方が多いですね。「いろんな形を作るのが楽しい」と言ってくれる人が多くて、まるでプラモデルを作る感覚に近いかもしれません。私自身も、そこがこの仕事の面白さだと感じています。

自分の仕事の成果をしっかり実感できる環境

工場長の仕事の魅力は、「自分の判断や取り組みが、すぐに工場全体の成果につながる」ことです。前職の設計では、チームの一員として働いていましたが、自分の仕事の影響が見えづらい部分もありました。
その点、今の環境では、改善策や管理方法をすぐに試せて、生産効率や品質の向上といった成果を実感できる。このスピード感がやりがいにつながっています。もちろん、すべてが順調に進むわけではなく、試行錯誤を繰り返すこともありますが、そこから学び、次につなげたことが工場全体の成長に直結する。この実感こそが、工場運営に携わる醍醐味ですね。

ものづくりが好きな人にとって、ここでの仕事はやりがいがあるはずです。 一般的な流れ作業とは違い、一つひとつ手作業で仕上げる工程も多いため、細かい作業を楽しめる人に向いています。
また、決められた作業をこなすだけでなく、「もっと良くするには？」と考え、改善提案ができる人が活躍できる環境です。新しい製品をつくる際には、作業のしやすさや安全性の観点から現場の意見を取り入れ、より良い製品づくりにつなげています。 もちろん、すべての要望に応えられるわけではありませんが、可能な範囲で改善を重ね、働きやすい環境を整えていきたいですね。

これからも、ものづくりの面白さを実感しながら、福岡事業所を一緒に成長させていける仲間と働いていきたい。そんな思いで、日々工場運営に取り組んでいます。